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r-TMS(反復経頭蓋磁気刺激法)による治療について

 

当院では、2016年4月より、r-TMS(反復経頭蓋磁気刺激法)による治療を導入いたしました。

r-TMSとは、写真に示す磁気刺激装置を用いて、頭の表面から磁気刺激を行ない、誘導されて起こる短い電流を頻度多く大脳皮質に流すことにより、脳を機能改善させることを目的とした治療です。

まだ世界的にも歴史が浅く、アメリカ合衆国においても2008年にFDA(アメリカ食品医薬品局)臨床使用が許可されたばかりです。

我が国においては、まだ数えるくらいの医療機関でしか施行されていません。非侵襲的な身体療法に位置付けられ、麻酔や点滴などの身体負荷が少なく、苦痛もほとんどないことが特徴です。

 

 

 治療の対象は、今後はパーキンソン病、認知症、脳梗塞後遺症などにも広がる可能性を持っていますが、現時点では薬物治療に抵抗性の大うつ病(MDD)の治療に限って用いられています。

具体的には、1種類以上の抗うつ剤による治療が奏功しなかったMDDがその対象とされています。

現在のところ、難治性うつ病の1/3に軽快、1/3に著効を示すと言われています。

今後、刺激部位の研究が進めば、効果率が上昇していくことが期待されます。

 

 この治療は、週5日×6週間=計30回の施療で1コースが基本です。1回の施療に要する時間は40分ほどです。

わが国では、まだ保険適応ではありませんので、「自由診療」となります。

また、保険医療との併用(いわゆる混合診療)は許されておりませんのでご注意ください。

 

詳しくは、当院受付までお問い合わせください。

 

☎ 0942−34−3110

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